ロータリーは、人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体

誕生とその成長
ロータリーの網領
ロータリーの基本的特徴
四つのテスト



  今から97年前の1905年、そのころ経済恐慌で人心の荒れすさんでいたアメリカ社会、特にシカゴの状態を憂えた、青年弁護士ポール・P・ハリスが、3人の友人と語らって、2月23日、第一回の会合を開いたのが、ロータリークラブの誕生であります。ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に、集会を各自の事務所で開いたことから名付けられました。このクラブは着実に成長し、下記の通りの会員とクラブが活動し、国際ロータリーを構成しております。
 
  ロータリアン総数 クラブ数 加盟国数  
全世界 1,176,169 人 29,968 クラブ 163 2000.12.31 現在
日本 118,637 人 2,296 クラブ   2001. 3.31 現在

鹿児島西ロータリークラブの会員数は、お知らせのページをご参照ください。




  ロータリーの網領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成することにある。

  第1 奉仕の機会として知り合いを広めること
  第2 事業および専門職務の道徳的水準を高めること
あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること
そしてロータリアン各自が、業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること
  第3 ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること
  第4 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること。(RI定款第4条)
 

ロータリー網領中の4項目の解説は、等しく大きな意味をもつこと、また、同時に行動を起こすべきものであるということにRI理事会の意見が一致した。(96)



  ロータリーは、奉仕の理想を個人として、また、団体として、現実に適用することを奨励するために、事業および専門職務に携わる人がロータリー・クラブにおいて世界的親交を結ぶ場である。ロータリー・クラブは、地域社会の生活面を広範に代表し、ロータリーの綱領を推進するために、職業分類に基づき、その会員を選考する。

会員身分を継続するために、少なくとも所定回数は、クラブ例会に出席しなければならない。知り合うことと親睦とを永続的友情への第一歩としてはぐくむことができるようにするためである。ロータリー・クラブは、会員に個人活動および職業活動において高度の道徳的水準を実証する機会を提供する。ロータリアンの宗教的、政治的信念は、個人の問題とみなされる。(手続き要覧第3章)





  「四つのテスト」は1932年7月、シカゴのロータリアン、ハーバード・J・テーラーが提唱したことにはじまり、現在では世界中のロータリアンから、人々のあいだの尊敬と理解を育成する指針として用いられています。また、ロータリアンのみならず、多くの國の政府や地域社会、学校、実業社会などで正しいものの考え方、友好的な対人関係を育む物差しとして活用されています。